通信速度

インターネット回線にどのくらいの通信速度があれば、入居者さんに快適な無料インターネットを提供することができるのでしょうか。この記事では、インターネット通信をする際に必要な速度を、具体例を挙げながら説明します。

通信速度の目安

参照元：ノジマ　サポートサイト（https://www.nojima.co.jp/support/koneta/54502/）

メールやLINEでやり取りする

メールやLINEでやり取りする場合（上り、下り）の通信速度は、128kbps～1Mbpsが目安となっています。テキストだけであれば通信速度が遅くても対処できることが多いですが、画像や動画などのファイルが添付されていたり、HTML形式のメールを開いたりする場合には、1Mbpsほどあるとよいでしょう。

Webサイトの閲覧

Webサイトを閲覧する場合（下り）の通信速度の目安は、1Mbps～10Mbpsです。テキストだけで構成されているホームページの閲覧であれば1Mbpsでも大丈夫ですが、近年増えている凝ったデザインのサイトだと、3Mbpsは見ておくとよいでしょう。

SNSに投稿する・ビデオ通話をする

SNSに写真や動画を投稿したり、ビデオ通話をしたりする場合（上り、下り）の通信速度は、3Mbps～10Mbpsが目安とされています。さほど品質を気にしなくても楽しめる動画像や音声であれば、通信が速くなくても問題はないでしょう。

動画を視聴する

動画を視聴する際の通信速度の目安は3～25Mbpsですが、動画の解像度によってデータの大きさは異なります。動画プラットフォーム大手のYouTubeでは、以下の通信速度を確保することを推奨しています。

参照元：You Tube ヘルプ（https://support.google.com/youtube/answer/78358?hl=ja）

解像度360pの場合

快適に利用できる 通信速度の目安	0.7Mbps

解像度480pの場合

快適に利用できる 通信速度の目安	1.1Mbps

解像度720pの場合

快適に利用できる 通信速度の目安	2.5Mbps

解像度1080pの場合

快適に利用できる 通信速度の目安	5Mbps

解像度4Kの場合

快適に利用できる 通信速度の目安	20Mbps

オンラインゲームをする

オンラインゲームをする場合の通信速度の目安は、30Mbps～100Mbpsです。オンラインゲームでは大容量のデータを絶えずやり取りする必要があります。動きが激しいゲームであればあるほどデータの容量は大きくなるため、快適にゲームができる環境を売りにしたいのであれば100Mbpsは確保しておくことをおすすめします。

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インターネットが遅い原因は？

せっかく通信の速いインターネットを導入したとしても、場合によっては遅いと感じることもあるかもしれません。通信が遅く感じられる原因としては、以下の要素が挙げられます。

• 回線・接続方式…大量のアクセスが集中すると、回線がつながりにくくなります。IPv4よりもIPv6、PPPoE方式よりもIPoEの方が快適に通信可能です。
• 契約したプロバイダ…契約しているプロバイダによって、速度に違いが出ることがあります。
• 電波状況・エリア…Wi-Fiの場合、電波状況やエリアの影響を受けて通信速度が落ちることがあります。
• パソコン（OS）…パソコンが更新されていない場合、速度が落ちる場合があります。
• 接続機器のバージョン…ルーターの型番が古い場合、スペックが足りないために通信速度が落ちることがあります。

用途で変わる通信速度の目安

記事でも紹介したように、用途によって通信速度の目安は変わります。入居者さんのニーズなども把握しながら、安定した通信環境が維持できるサービスを選ぶようにしてください。

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