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空室でお困りの方におすすめなのが、コンセントの増設です。コンセントの増設はリフォームの中でもコストがかからず、暮らしを便利にしてくれます。
ここでは、コンセントの増設が空室対策に有効な理由を、詳しく解説していきます。
近年、在宅ワークなどが増えたこともあり、コンセントが必要なシーンが増えています。オンラインでのコミュニケーションやパソコンを使っての作業が増えると、パソコンや周辺機器のためのコンセントが必要です。さらに、在宅時間が増えたことで自炊する方も増え、便利なキッチン家電を導入する家庭も増加しています。それに伴い、コンセントの需要も増えているのです。そのほかにも、空気清浄機やスタンド型の掃除機、加湿器など、さまざまな便利家電にコンセントが必要です。
コンセントの数が不足していると、タコ足配線で家電を使用しなければなりません。タコ足配線は、使い方を間違えると、火災の原因になる可能性があります。安全性や利便性を考えると、コンセントの増設が必要なのです。
コンセントの増設方法の一つが、差込口を増やす方法です。一口コンセントを、二口・三口に変えて、差込口を増設します。差込口が増えれば、タコ足配線のリスクを減らすことができます。
指し込み口を増やす方法は、既存の配線を活かしてリフォームできるので、コストを抑えられる点がメリットです。ただし、使用電力の容量には注意しなければなりません。コンセントの差込口を増やしただけなので、使用電力の容量は増えていません。そのため、使用するときは電力が高いものを集中させないように注意してください。
電気配線から分岐して増設する場合、差込口を増やすのではなく、新たにコンセントとして増やすことができます。ただし、コンセントは増やせますが、配線を分岐しているだけなので、使用電力の容量は増えません。
コンセントをどこに増設するかにもよりますが、既存のコンセントの近くに作るのであれば、壁を壊さなくても増設ができます。
日本の電圧は100Vが基準ですが、エアコンやオフィス用品などの容量の大きい電化製品は、200Vの電圧が必要なケースがあります。200Vの電圧が必要な電化製品を使用するには、コンセントの電圧を200Vに変更しなければなりません。差込口も、専用のものに変える必要があります。
電圧の変更は、差込口と分電盤内部の切り替えでリフォームが可能です。費用もそれほどかからず、安価に短時間でリフォームできます。
本格的にコンセントの増設リフォームをするのであれば、分電盤から新たに配線を引く必要があります。新たに配線を引くため、使用電力の大きい電化製品も使えるようになります。近い場所で使用電力の大きい電化製品を複数使用する場合は、タコ足配線にならないように分電盤から配線を引くリフォームがおすすめです。
増設のリフォームは、差込口を増やすだけの工事と比較すると、手間と費用がかかります。壁を壊す工事が必要な場合は、工事費用がプラスされる可能性もあります。
コンセントを増設する際は、回路増設や契約アンペアの見直しも検討しましょう。アンペアが不足していると、電気の使用中に頻繁にブレーカーが落ちてしまうことがあります。アンペアの不足によってブレーカーが落ちる問題は、コンセントを増設しても解決はできません。コンセントを増設しても使用可能な電力に上限があるため、電力を一度に使いすぎるとブレーカーは落ちてしまいます。
最近は便利な電化製品やデジタル家電も増えており、古い建物ではアンペア数が足りていないケースがあります。コンセントを増設するのであれば、アンペアの契約内容を確認し、必要に応じて回路の増設も検討しましょう。
満室経営を目指すなら、無料Wi-Fi導入がおすすめです。工事業者の選定を間違ってしまうと、「技術が足りなくて工事ができない」「導入したは良いが、回線速度が遅くて入居者から不満」などの事態になりかねません。これらの条件を満たす、おすすめの業者を紹介します。
リビングでは、テレビやレコーダなどのデジタル家電、スマホやタブレットの充電、スタンド照明、空気清浄機や加湿器など、さまざまな家電を使用します。リビングはコンセントの位置で家具の配置が決まることもあるので、増設する際は、コンセントが必要な位置を見極めることが大切です。
多くの電化製品を使用することを想定して、少し多めに増設することをおすすめします。一方の壁にコンセントを集中させるのではなく、壁の対面にも増設すると便利です。
在宅ワークを行う作業スペースや勉強スペースなど、モバイル機器の利用に便利なコンセントを増設しましょう。パソコンの周辺機器としては、プリンターやスキャナ、スマホの充電などにコンセントを使用します。これらの電化製品を使用することを想定して、作業スペースにはコンセントを増設するのがおすすめです。
インターネット関連の配線を一か所にまとめるのであれば、マルチメディアコンセントが良いでしょう。コンセント、テレビ、電話の配線を一つにまとめることで、配線がスッキリします。
キッチンでは、使用頻度が高く容量が大きな家電を多く使用します。冷蔵庫やオーブン、電子レンジ、炊飯器、トースターなど、最近は電気圧力鍋やコーヒーメーカーを使用する家庭も多いでしょう。これらの電化製品を一度に使用すると、配線が同じな場合、ブレーカーが落ちる恐れがあります。そのため、コンセントを増設するのであれば、専用の回線を新たに引くことをおすすめします。
冷蔵庫やオーブンレンジは、感電や落雷リスクに備えて、アース付きのコンセントが望ましいとされています。そのため、これらの家電を使用すると仮定される場所は、差込口も変更しておくと安心です。
玄関やベランダにも、コンセントが一つあると便利です。ベランダでは、高圧洗浄機の使用に便利です。玄関でも、高圧洗浄や掃除機を使用する際に、コンセントがあると重宝します。電動自転車の充電なども、玄関にコンセントがあると便利です。
コンセントを増設する際は、どこでどのような電化製品を使用するのか、よく考えてから増設すると、無駄なく便利に使用できます。
コンセントの増設は、簡単なものから分電盤の新設など手間がかかる工事まで、工事内容によって費用が異なります。
差込口の増設や個所数の増設だけであれば、5千円~1万円程度で工事できます。工期も半日から1日と、時間もかかりません。
分電盤からの新設や電圧の変更を行う場合、1万5千円~2万円程度の費用がかかります。少しコストは高くなりますが、工事は1日で完了することがほとんどです。
参照元:スマイティ(https://owners.sumaity.com/cat_reform/press_689/)
コンセントの増設はそれほど難しい工事ではなく、業者に頼んでも半日~1日で完了します。しかし、簡単な工事をは言われているものの、電気工事資格を持たない人がDIYで工事するのは危険です。コンセントには電流が流れているため、ほんの少しのミスでも感電する恐れがあります。コンセントの増設はDIYで行うのは避けて、必ず資格を持った業者に依頼してください。
在宅ワークの増加など、生活スタイルの変化によって、コンセントの需要は増えています。しかし、コンセントの需要は、アパートの入居人数や世代によってっも異なるため、アパート入居者のニーズを見ながら対応することが大切です。
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